ハウセットブログ
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2019.06.18ハウセットの家づくり
建物の屋根の向きが同じなのはなぜ?
ハウセットの秋山です。普段はあまり気にならないかもしれませんが、家を買うとなると周囲の建物は目につきやすくなるもの。「そういえば都内の建物って屋根が斜めで向きが同じでは?」と気づいた方もいらっしゃると思います。
これは高度地区規制、道路斜線規制という二つの規制が大きく影響しています。いずれも建物の高さに関する規制です。高さの規制というと〇メートルまでという垂直の規制をイメージしますが、家の高さというのは建物への陽当たりを確保する目的によって斜線状に規制されています。
市街地では土地を有効活用するために高さの規制があればそれに合わせて目一杯建てるというのが一般的。ただでさえ土地の面積を確保するのが難しい市街地では、実用性が重視されやすいため、勾配型の建物が多くなるというわけです。
ここでのポイントは「街並みを形成する建物の高さは行政によってコントロールされている」という見方もできます。ここまでの規制がある国は世界的にみても稀なので、建てる側としては大変だったりもしますが、規制のおかげで安全で暮らしやすい環境が担保されているという良い面もあります。
難しいイメージのある建築基準法ですが、高度地区規制は周囲への陽当たり等を考慮してのことだったり、道路の広さによって道路斜線を定めるのは「圧迫感が出ないように」など、安全で暮らしやすい街並みを作りたいという先人の思いの表れなのではないかと思います。
そういった規制の範囲内でどれだけ良い建物を作れるかが私たち設計者の腕の見せ所。単に規制に従うのではなく規制の意図を汲みとって安全で暮らしやすい街並みづくりをこれからも心がけたいと思います。
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