ハウセットブログ
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2019.09.05ハウセットの家づくり
耐震リフォームを検討するためのサインは?
ハウセットの木造耐震担当早川です!ハウセットは分譲住宅というイメージをお持ちの方も多いと思いますが、実は押上と本郷にリフォームショップを構えており、墨田区・文京区を中心に地域密着型でリフォーム事業を行っています。
私自身は東京都木造住宅耐震診断技術者という資格を保有しており古い木造の戸建が多い城東エリアで1人でも多くの人を地震から守りたいという想いからハウセットへ入社しました。
普段住んでいる家で耐震の重要性を感じる機会は少ないため、リフォームを行うタイミングがわからないという方も多いと思います。そこで今日は耐震リフォームを行う目安となる3つのポイントについてお話したいと思います。
1、1981年以前の建物にお住まいの方
1981年以前の建物は旧耐震と呼ばれる昔の法律なので、今と比べて低い耐震基準で設計されています。そのため、築40年前後の建物にお住いの方は一度耐震診断をした上で補強を検討するようにしましょう。
2、築20年以上の建物にお住いの方
新耐震基準に沿って建てられた木造住宅であったとしても、阪神・淡路大震災を契機に更に基準が見直されている為、注意が必要です。また20年もすると経年劣化も否めません。一度耐震診断だけでも受けておくと安心できると思います。
3、建物の外壁、内壁に亀裂が入っていたらすぐに連絡を
外壁、内壁材の窓の端っこから斜めに亀裂が入っているのは地震による建物の損傷である可能性が高いです。この場合は耐震リフォームや構造補強を行った方が良いケースが多いため、家の内外で亀裂を発見したらすぐにご連絡ください。
耐震の診断は価格も安く、床下や天井裏まで出来る範囲で調査するため雨漏りやシロアリなど耐震以外も調べることができます。調査は半日程度で済ませることができるので、ご自宅の耐震性が気になる方はハウセットまでお気軽にご相談ください!
門型フレーム
建物の間口が狭くて1階に車庫や店舗等があり、壁を作るのが困難な場合に有効な補強方法です。柱と梁を新たに添えてることで、耐力壁の代わりとすることができます。開放感のあるリビングなどにも効果的です。
柱と土台や梁を強固にくっつけるための金物です。阪神淡路大震災ではこれがないために、柱が抜けてしまい倒壊してしまった家が多くありました。様々な種類があり、構造計算と取り付ける場所から必要な金物を決めていきます。
現状のコンクリート基礎にアラミド繊維シートを貼り付けることで、鉄筋コンクリートと同等の強さに補強する方法です。旧耐震の住宅は基礎に鉄筋を入れることが義務化されておらず、建物に十分な耐震性があったとしてもその下が壊れて家が傾いてしまいます。この方法であれば大掛かりな工事をしなくて済みます。
筋交いと制振ダンパーは地震の揺れを軽減してくれるものです。熊本地震もそうであったように、大地震の後は同じくらいの地震が何度も来ます。耐力壁や金物は釘やビスで固定されているので、徐々に抜けて、弱くなってしまいます。制振ダンパーによって揺れを軽減することで、釘やビスが抜けにくくなり、建物の耐力を維持する効果もあるのです。