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2022.10.17ハウセットの家づくり   ハウセットの新築分譲住宅  

借地権とは?メリット・デメリット

「借地権付」の物件をご検討されたことはありますか?

借地権と聞くと将来的に土地を地主に返さないといけないのか?更新料はどのくらいか?その他の費用は?そもそも借地権という聞きなれないワードに対してよく分からないなど不安を感じられる方もいらっしゃるかと思います。そこでこちらでは借地権のメリット・デメリットについてご紹介させていただきます。

「借地権」とは?

借地権とは、土地の持ち主から土地を借りる権利のことです。土地の権利は地主にあり地主に対して地代を払います。

 

借地権には種類が3種類あります!

01.旧法借地権

現在の借地権は、平成4年8月に成立した「借地借家法」によるもので、これより前に土地を借りている場合は「旧法借地権」に分類されます。旧法借地権は、契約を更新すれば、半永久的に土地を借りることが可能です。

□旧借地権の存続期間

 

02.普通借地権

普通借地権は、平成4年8月以降から施行。契約の更新を前提として土地を貸すため、契約期間終了時に借主側が更新を断ることはできません。地主側も、正当な理由がなければ契約更新を拒否することはできないことになっています。借地権の大きな特徴は、契約期間の更新ごとに徐々に契約期間が短くなっていく点です。借主と地主の合意の上での更新であれば、この期間よりも長く設定することも可能です。

□普通借地権の存続期間

 

03.定期借地権

平成4年8月以降から施行。普通借地権とは違い、定期借地権には契約の更新がありません。期間満了後は更地にして地主に返還しなければなりません。解体費用については、借主が負担する場合が一般的です。ただし、建物が老朽化していなくて資産価値が残っている場合は、地主に建物を買い取ってもらえることもあります。
定期借地権には、以下の3種類があります。

①「一般定期借地権」

②「事業用定期借地権」

③「建物譲渡特約付借地権」
詳細については国土交通省 定期借地権の解説をご覧下さい。

 

借地権付物件のメリット・デメリット

【メリット】
■土地の固定資産税、都市計画税の負担がいらない (建物部分の固定資産税はかかります)
特に旧借地法の場合、法律に守られており半永久的に借りられる
■土地が利便性や立地条件の良い場所にあることが多い
■借地権付きの建物を購入する場合、所有権付きより安く手に入る(ローンも組みやすくなります)

【デメリット】
■地代の負担がある(相場に応じて地代は変動する可能性があります)
■更新時には更新料が必要な場合がある
■建物を売却する際には地主の承諾がいる(譲渡承諾料が必要)
■増改築の際、地主の承諾がいる(承諾料が必要な場合も)

借地権は土地を所有できないものの、一度借地権を設定すると解約しない限り、ほぼ永久的に土地利用を継続可能です。法により長期の存続期間が担保されています。さらに、土地所有者の承諾が得られれば、将来の建て替えや土地上の建物を第三者に譲渡することも可能です。

 

事例(ファミーナ平井ラプス2号棟の場合)

JR総武線「平井」駅徒歩5分
土地面積/63.58㎡(19.23坪)
建物面積/120.88㎡(36.56坪)
賃借権(旧)、新規20年

 

「一生に一度になるかもしれない大きな買い物」に借地権を選択するのは不安を感じられるかもしれません。借地権のメリット・デメリットをよく理解した上で月々のお家賃や周辺の所有権物件の販売価格などと比較してご検討ください。

 

※ファミーナ平井ラプスは完売いたしました